シロアリ防除とは？駆除と予防の違いについて知ろう！

シロアリ駆除の駆除と予防の違いを皆さんは分かっていますか？一体、シロアリ防止ではどのようなことを行うのでしょう。ここでは、シロアリの駆除と予防の違いについてお伝えします。

シロアリ防除の意味とは？

防除の意味には、実は、予防と駆除の意味があります。まず「防」の意味には、シロアリが建物内側に侵入するのを防止すること、そして「除」の意味には、建物に対して被害を及ぼすシロアリを駆除すること、これら2つの意味があります。なので、防除の意味は予防と駆除を行う作業なのです。日本シロアリ対策協会では、シロアリ対策の使用薬剤に関して予防剤・駆除剤・予防駆除剤と、３種類に薬剤を分類しています。そして、シロアリの薬剤には、予防と駆除に使用可能なものであることを指します。

防除もむやみに駆除はしない！

シロアリ防除では、同時に予防と駆除が行われますが、むやみにシロアリ駆除すると言う訳ではないのです。シロアリ対策には、主に、床下への薬剤散布・建物外周へのベイト剤設置、これら２つの防除方法があります。しかし、床下への薬剤散布は、建物を直接食べているシロアリ駆除は可能ですが、それ以外のシロアリについて影響が及ぶことはありません。また、ベイト剤設置に関しても、建物近辺に巣を構えているシロアリに効果を発揮するので、自然界に存在するシロアリへ大きな影響を与えると言うことではないのです。シロアリと言うのは、そもそも地面下に無数に存在しており、シロアリを全て駆除することはできません。シロアリ防除では、シロアリに対する建物のガードを固める、これが大切になります。

シロアリ防除の必要性とは？

シロアリ被害の深刻性について

昨今、床下の低い家が増加していることに伴って、シロアリ被害が増えていることを知っていますか？シロアリが家に住みつくと、防除を行わない限りシロアリ被害は進む一方です。また、シロアリと言うのは木材を食料にしているだけではなく、プラスチックやレンガも食べます。なので、どんな家屋であっても、実は、被害を受ける恐れがあります。特に、建物を支えている柱にシロアリ被害及ぶと、家の耐久度が低下してしまい、地震や災害などに耐えることができない可能性が高まってきます。このようにシロアリの影響と言うのは、単に木材を食べられるだけに収まらず、家の生命に深く関わる問題なのです。

シロアリ防除の必要性

シロアリ被害が進行していくと、家の歪みや倒壊の要因に繋がります。なので、シロアリを家で発見した際には、一刻も早くシロアリを駆除していくことが大切になります。ですが、一度家で発見したシロアリを駆除したとしても、再発の恐れがあることを覚えておきましょう。その為、今後もシロアリが発生しない防対策が大切で、シロアリ駆除を行う際には予防対策も同時に行うことがポイントです。

シロアリ防除に適した時期はいつ？

シロアリ防除のベスト時期と言うのは、シロアリを発見したその時です。基本的に、一番シロアリ防除に適した時期はありません。その理由ですが、シロアリと言うのは活動が弱まる時期が無いこと、進行スピードが速いこと、この２つが挙げられます。通常、害虫駆除と言うのは、駆除したい害虫活動が弱まる時期が最適と言われています。しかし、シロアリは活動が弱まることがないので、防除に適した時期はないのです。また、シロアリ被害はそのままの状態で放置してしまえば、あっという間に状態が悪化していきます。なので、シロアリ被害を家で発見した際には、すぐに業者依頼して防除を行うことがポイントです。

シロアリ防除は５年に一度がお勧め！

シロアリ駆除の効果期間は５年

シロアリ駆除剤やシロアリ予防薬剤を散布してからの効果の持続性は、昨今、技術発達で飛躍的にアップしています。安全面、臭い、効果など、色々な面で進化しており、現在も研究が進められより良い薬剤が開発されています。ひと昔は、強い薬剤が一般的に使用されていましたが、長期間の効果が持続する薬剤の使用では、健康や周辺環境へ悪影響を及ぼすことが多く、健康被害や環境汚染のリスクがあった時代です。ですが、現在では、一定期間で薬剤が自然分解される薬剤も開発されており、現在のシロアリ駆除の薬剤は５年程度で効果が切れるようになっています。

シロアリ防除は５年に一回が目安

シロアリ駆除の効果期間は５年なので、シロアリ防除は５年に一度がお勧めです。シロアリ防除や予防で使用される薬剤効力は５年が目安です。昔は、強力成分を使用した薬剤によって10年以上の持続効果がありましたが、安全面に考慮されている現在の薬剤使用では、薬剤効力は５年程度です。なので、シロアリ防除の薬剤効力が切れる5年を目処に、再び防除を行うことでシロアリ被害を予防していくことができます。前回のシロアリ防除から５年経過している場合には、業者依頼してシロアリ調査や予防を行うようにしましょう。